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ギリシャ神話と社名の由来について

アリアドネという名前を聞いたことありますか?

はじめまして。アリアドネ・コミュニケーション代表の吉田真希です。

聞きなれない「アリアドネ」という言葉ですが、ギリシャ神話に出てくる女性のお名前からいただいたものです。今日はこの名前の由来についてお話しさせてください。

地中海に浮かぶ美しい島々の中でもっとも大きいクレタ島。その島の王であったミノス王の娘がアリアドネです。とある事件からミノス王は神からの怒りを買い、妻でありアリアドネの母であるパシパエは呪われてしまい牛の頭をした怪物ミノタウロスを産みます。困り果てたミノス王は、宮殿に迷宮(ラビリンス)を作ってミノタウロスを閉じ込め、生贄を捧げます。何人もの犠牲者が出たのち、勇者テセウスがミノタウロスを退治するために現れますが、首尾よく倒せたとしても非常に複雑な造りをしている迷宮から抜け出すことは不可能と思われました。しかしテセウスは、ミノタウロスを退治したあと、迷宮から無事に生還いたします。(写真は2019年に行ったギリシャのパルテノン神殿です)

なぜテセウスは迷宮から脱出できたか

実はこれにアリアドネが深くかかわっているのです。アリアドネは、迷宮に入るテセウスに自分の「糸玉」を渡し、テセウスはそれをたどって迷宮から抜け出すことができたのです。このことから「解決の糸口になること」を「アリアドネの糸」ともよぶようになりました。

ちなみに、映画「インセプション」にもアリアドネという名前の女性が出てきますが、やはり物語の「解決の糸口」になる重要な役目でした。この映画もとても面白いのでお勧めです。

問題解決のための糸

アリアドネは、勇者テセウスのように主役ではありませんが、私も彼女のように誰かの問題の「解決の糸口」になりたい、と「アリアドネ」の名前をいただくことにいたしました。昔からギリシャ神話が好きで、実際に行ってみてさらに心惹かれた、というのもあります。

クレタ島にも立ち寄ったのですが残念ながら迷宮には行けず。写真はギリシャのサントリーニ島です。

皆様とコミュニケーションをとり、様々な問題の解決の糸口を見つけたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。